本稿では、iPhone信者が考えるAndroid搭載スマートフォンのメリット、デメリットを紹介します。
メリット
使用目的・予算に合わせて選択できる
ほぼ全部入りのフラッグシップモデルから、価格と性能のバランスがいいミドルレンジモデル、必要最低限の性能を備えたエントリーモデル、あるいは何かの機能に特化したスマホや折りたたみスマホなど特徴的なスマホまで多種多様な製品があり、使用目的に合わせて購入できます。
価格もiPhoneが62800円からに対し、Androidスマホは10000円台から購入可能です。
回線契約と同時に購入すると割引が効いて1円で購入できることもあります。
中古でコスパ良く購入できる
iPhoneは人気機種の為、型落ちモデルでもあまり値下がりしません。
Androidスマホは機種によってはたった1世代型落ちになっただけでもかなり値下がりします。
デュアルSIM運用の制限が緩い
iPhoneはAPN設定をプロファイルで行う関係上、格安SIM×格安SIMのデュアルSIM運用が基本的にできません。
AndroidスマホはAPN設定を手動で行うため、対応バンドにさえ問題なければ格安SIM×格安SIMのデュアルSIM運用が問題なく可能です。
また、一部のAndroidスマホは物理デュアルSIMに対応しており、eSIMに対応していない通信事業者2社を組み合わせてデュアルSIM運用することも可能です。
快適にテザリングできる
iPhoneは、何も接続されていない状態が90秒間続くか、接続されていても通信が行われていない状態が90秒続くととテザリングがOFF状態となってしまいます。(通称90秒ルール)
また、2.4Ghzでの周波数によるテザリングしかできません。
Androidにはこのような制限がありません。
データ通信量を制限できる
データ通信量の上限を設定する機能があります。(設定方法は機種によって異なるので各自お調べください)
楽天モバイルなど従量制プランの通信事業者で使いすぎて通信費が高くなってしまった、povo2.0の長期間トッピングを早々に使い切ってしまった、といったことを防止できます。
高度な操作ができる
マクロ(プログラムのようなもの)を組んで操作を自動化する、といった高度な操作ができます。
iPhoneでもショートカットアプリを使うことである程度自動化することができますが、制限が厳しく例えばシステムに関わるような部分は自動化できません。
Androidはシステム部分まで自動化できるなど、自由度が高いです。
使い分けしやすい
一部の機種にはマルチユーザー機能、セカンドスペース、プライベートスペースまたはデュアルアプリ機能・アプリクローン機能があり、まるで2台持ちしているかのような使い分けができます。
楽天モバイルと相性が良い
楽天Link使い忘れによる通話料の請求を防止できたり、楽天Linkを使っていない人にも無料でSMS送信できたりと、楽天モバイルと相性がいいです。
デメリット
機種選びの難易度が高い
種類が豊富な分、機種選びの難易度が高めです。
iPhoneは基本的に発売年が新しいほど性能も高いですが、Androidは同じメーカーの機種であっても発売年が古い方が高性能ということもあり、発売年で性能を計ることができません。
また、同じ機種でも各キャリア版とSIMフリー版で仕様が異なることがありますし、対応バンドも気にしなければなりません。
契約と同時に購入する場合は気にする必要はありませんが、機種だけ購入するような場合は注意する必要があります。
機種ごとに操作方法が異なる
機種ごとに設定アプリやクイック設定、カメラアプリなどのUIが異なるため、人に操作(設定)方法を聞いても「分からない」と言われる可能性があります。
マイナーな機種やマイナーなトラブルだと、検索しても情報が出てこないこともあります。
OSサポート期間が短い
フラグシップ(高性能)モデルの機種は長期間OSサポートされるものがありますが、ミドルレンジ(中性能)モデルの機種はだいたい2~3回くらいしか最新OSにアップデートされません。
エントリー(低性能)モデルの機種に関しては2回OSアップデートに対応すればかなりいい方で、1回もアップデートされないモデルもあります。
OSアップデート配信期間が統一されていない
機種によって最新OSが配信される時期が異なります。
また、通信事業者によって最新OSの配信時期が異なる場合もあります。
サポート体制が弱い
iPhoneは使っていて困ったことや分からないことがあればメーカーに聞くことができます。
また、修理・バッテリー交換体制も整っています。
Androidは困った時にメーカーなどに聞けることはあまりありません。
修理・バッテリー交換体制も整っていないことが多く、壊れたりバッテリーが劣化したら機種変更するしかないことが多いです。
アクセサリーの種類が少ない
ケースなどのアクセサリーの種類が少ないです。
イベント物販でスマホケースが発売されることがありますが、自分が使っている機種専用ケースの発売はほとんど期待できません。