この記事では、iCloud写真と、iCloud写真をオフにするべき理由について説明しています。
iCloud写真をオフにするには「設定アプリ」「写真」の順にタップし、iCloud写真をオフにします。
iCloud写真とは
iCloud写真とは、Appleが提供するクラウドストレージ「iCloud」に写真・動画をアップロードする機能です。
iCloud写真をオンにすることで「データを保護できる(端末の紛失、盗難、故障があっても写真・動画データを失わなくて済む)」「機種変更時のデータ移行期間を短縮できる」「他の端末(AndroidやWindows含む)からも写真・動画を扱うことができる」「端末の空き容量を増やせる」といったメリットがあります。
iCloud写真をおすすめしない(オフ)にするべき4つの理由
iCloud写真をオフにするべき理由は(理解が無いまま利用すると)「写真/動画データを失う恐れがある」「バックアップが取れなくなったり、iCloudメール・iMessageが受信できなくなる恐れがある」「写真・動画を見るたびに通信量が発生する」「月額料金が発生する」といったリスクやデメリットがあるからです。
写真/動画データを失う恐れがある
iCloud写真をオンにした端末で撮影・保存した写真・動画は、全てiCloudにアップロードされ端末本体のストレージには保存されません。
複数端末でiCloud写真をオンすると、それらの(iCloud写真をオンにした)デバイス全てで撮影・保存した写真・動画がiCloud上にアップされて共有されます。
具体的な例で説明すると、iPhoneとiPadでiCloud写真をオンにしたとします。
するとiPhoneで撮影・保存した写真・動画をiPadで扱う(閲覧する、編集を加える)ことが出来ます。(逆もしかり)
この状態でiPadで写真・動画を見ていて「iPhoneで撮影したこの写真(動画)、別にiPadで見る必要ない(iPhoneで見れたらいい)」と消したらどうなるか分かるでしょうか。
答えは、その写真(動画)をもうどの端末からも見れなくなります。
撮影したiPhoneで写真アプリを開いてもありません。(一応、30日以内であれば最近消した項目から復元できますが…)
もし答えが分からなかった(間違ってた)という方、この文章が理解できないという方は、とにかくiCloud写真をオフにしておいた方が安全です。
バックアップが取れなくなったり、iCloudメール・iMessageが送受信できなくなる恐れがある
iCloud写真は、iCloudストレージを使う機能です。
iCloud写真を使ったことによって、iCloudストレージがいっぱいになってしまうとiCloudバックアップが取れなくなりますし、iCloudメール・iMessageも送受信できなくなってしまいます
写真・動画を見るたびに通信量が発生する(ギガが減る)
写真・動画を見るたびにネットにアクセスすることになるので、当然通信量が発生します。
また、ネット環境のないところでは(高画質の)写真・動画を見ることが出来ません。
月額料金が発生する
厳密には、iCloud写真を使うこと自体にはお金はかかりませんが、iCloudの容量を増やさないとまともにiCloud写真を使うことが出来ず、iCloudの容量を増やすのに月額料金が発生します。
iCloudの料金は50GBが月額130円、200GBが月額400円、2TBが月額1300円です。
料金が変更されている可能性もある為、下記リンクから最新情報をご確認ください。
多くの人にとってiCloud写真は必要ない機能
iCloud写真は、iCloudに関する知識があり、仕事や趣味で写真・動画をデバイス(の場所)関係なしに扱いたい人のための(言わば)「プロ向け」の機能といっても過言ではありません。
iCloud写真をオフにしても、Apple製品は問題なく使えます
まずはオフにして運用し、写真・動画の扱いに関して不都合が生じてきたら利用を考えることをおすすめします。