iCloudについて解説

Apple製品

本稿では、Appleが提供するクラウドストレージサービス「iCloud」について解説します。

iCloudとは

iCloudとは、Appleが提供するクラウド(オンライン)ストレージサービスです。
主に「iCloudバックアップ」「iCloud写真」「iCloud Drive」「iCloudメール」の4つのサービスがあり、全てのサービスでiCloudストレージ容量が共有されます。

Apple製品に最適化されていますが、AndroidでもブラウザでiCloud.comにアクセスすることで利用可能です。(WindowsはWindows用iCloudアプリをインストールすることでも利用可能)

https://apps.microsoft.com/detail/9pktq5699m62?rtc=1&hl=ja-JP&gl=JP

iCloudバックアップとは

その名の通り、バックアップする機能です。
バックアップしておけば、端末の紛失時や盗難時、買い替え時などに他の端末にデータをそっくりそのまま移行することができます。

iCloud写真とは

iCloud写真は写真・動画の保存に特化したサービスです。
iCloud写真をオンにしたデバイスで撮影・保存した写真や動画は端末本体のストレージではなく、iCloud写真に保存されます。
端末を複数持っている場合、iCloud写真を有効活用することで写真・動画を一元管理することができます。例えば、iPhoneで撮影した動画をiPadで再生したり、編集したり、削除できます。


iCloud Driveとは

iCloud Driveは写真・動画その他書類を保存できるサービスです。
「写真・動画を保存できるって、iCloud写真と何が違うの?」と思われた方がいると思います。
iCloud写真との大きな違いは写真・動画を高度に管理できる点です。
iCloud写真は自動的に保存されますが、iCloud Driveは保存したい写真・動画を選択して保存します。
撮影に失敗した写真などでiCloudストレージが無駄に表示されることがありません。
また、保存時に名前を変更して保存したり、フォルダを作成して日付別や種類別に振り分けて保存するといったことが可能です。

写真・動画以外にも、Excelなどアプリのデータを保存することも可能です。
アプリのデータをiCloud Driveで管理することで、iPhoneで途中まで行った作業をiPadで引き継ぐといったことが可能です。

アプリの中には、iCloud Driveにアクセスできるものがあります。
そのようなアプリを複数のデバイスで使う場合、iCloud Driveにデータを保存しておけば端末ごとにデータを保存する必要がありません。
例えば動画編集アプリがiCloud Driveに対応している場合、BGMやSEといった素材をiCloud Driveに入れておけば新しいBGMやSEを入手した時に各端末に入れる必要がありません。

さらに、iCloud Driveに保存したデータは他の人と共有することができます。
LINEやメールでは送れない大容量の動画もiCloud Driveを使えば簡単に共有できます。

iCloudメールとは

その名の通り、メールサービスです。
@icloud.comドメインでメールを送受信できます。
iCloudメールは迷惑メール判定が厳しく、GmailやYahooメールでは普通に届くメールが届かない(迷惑メールフォルダに入る)ことがあります。

その他のiCloud○○

iCloudメモ、iCloud連絡先、iCloudカレンダー、iCloudパスワードなどがあります。
いずれも複数のデバイスでオンにするとiCloud写真同様、データの一元管理が可能です。

データが関わらないものとしては、Safariがあります。
これはオンにしたデバイス間でタブを共有できるものです。
iPhoneで見ていたサイトをiPadで(検索しなおしたり、AirDropで送信したりする必要なく)引き続き見ることができます。

本体のストレージが増えるわけではない

iCloudの有料プランに加入してもiPhone本体のストレージが増えるわけではありません。
ただし、写真や動画がストレージの大半を占めている場合はiCloud Driveに保存して本体から消すことで空き容量を増やすことができます。

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