SNSでたびたび、(子どもが)課金や大量に通信あるいは通話したことなどが原因で高額請求されたという投稿が話題になります。
こういったトラブルは誰にでも起こりえるものです。
そこで、高額請求された時に支払いの免除や減額などの救済措置があるのかを解説します。
課金トラブルは救済される可能性がある
高額請求を受けた場合は、まず内容を確認しましょう。
高額請求の原因が課金(ゲームのアイテム購入など)で身に覚えのない場合、救済措置を受けられる可能性が高いです。
身に覚えがある場合(子どもに聞いたら課金したことを認めた場合)は、残念ながら救済処置を受けられる可能性は低くなります。
高額請求の原因が課金だった場合、アプリ・サービスの提供元(ゲームの運営会社など)に相談し、解決しなければAppleもしくはGoogleに相談しましょう。
また、クレジットカードなどで支払っている場合はクレジットカード会社など、支払いサービス提供元にも連絡しましょう。
パケット通信や通話料の場合
高額請求の原因が大量にデータ通信またはパケットチャージを行った場合や通話料金だった場合は、通信会社が大手キャリア(au/Docomo/SoftBank/楽天モバイル)およびそのサブブランド(UQmobile/Y!mobile)、オンライン専用プラン(povo/ahamo/LINEMO)である場合は、救済措置を受けられる可能性があります。
例えばdocomoではパケット通信・データ通信料の請求において
「ご契約回線あたり1回に限り、お申込み前月1日から適用したものとしてパケット通信・データ通信料を再計算することができます。」
と案内しています。
また、通話料に関しても
「ご契約回線あたり1回に限り(過去にかけ放題オプションをご契約していた場合も含む)、「かけ放題オプション」のお申込みの際に、お申込み前々月または前月1日から適用したものとして当社が定める方法により、通話料を再計算することができます。」
と案内しています。
通信会社がMVNO(格安SIM/格安スマホ)である場合、救済措置を受けられる可能性は低いです。
ただし、支払い金額は変わらなくても請求金額を数ヶ月間に分割して請求してくれるなど負担にならないように対応してくれる可能性があるので一応相談してみましょう。
また、クレジットカードで支払っているのであれば分割払いやリボ払いにできないかクレジットカード会社に相談してみるのもいいでしょう。
高額請求に気づいたら早めに行動しよう
高額請求に気づいたら、早めに行動しましょう。行動が遅れると、本来受けられていた救済措置を受けられなくなる、減額(免除)される請求金額が減るといった可能性があります。
特に見に覚えのない請求の場合、クレジットカードやAppleアカウント(Apple ID)・Googleアカウント情報が流出している可能性があり、放っておくと被害がさらに拡大する可能性があります。