本稿では、親に内緒でスマホ(1台目)を持つ方法、スマホを買った後の注意点などを紹介する。
この記事を親の管理(監視)下にあるデバイス(家族共用のパソコンやタブレットなど)で見ている場合は履歴の削除をお忘れなく。
なお、親がスマホやネットに詳しい場合はバレる可能性が極めて高いので、「内緒で持とう」なんて考えない方が良い。
スマホを手に入れる方法
スマホを手に入れるには、「ネットで購入する」「イオシスやゲオなどの店舗で購入する」の2つの方法がある。誰かから貰うという方法もあるが、ここではそれは考えないこととする。
ネットで買った方が安いことが多いが、店舗で購入することをお勧めする。ネットで購入すると購入履歴・メール、配送に使われた段ボール・伝票など「スマホを購入した痕跡」が残りやすいからだ。
スマホの選び方
色々な端末が並んでいてどれを選べばいいか迷うかもしれないが、選ぶのはそう難しくない。
価格と性能は比例するからだ。「ゲームをしたい」「綺麗なカメラが欲しい」「動画編集したい」のであれば出来る限り高い端末(最低5万円は出したい)を、「SNSやネットが出来ればいい」「カメラもそこそこでいい」「動画編集やゲームはしない(しても軽いレベル)」という場合は、安い端末で十分だ。
スマホを選ぶときの3つの注意点
1つ目の注意点は「SIMロック・ネットワーク利用制限」。Wi-Fi(テザリング)環境下でしか使わない予定であれば関係ないが、後述する「プリペイドSIM」を挿していつでもどこでも通信したい場合はSIMフリー版もしくは楽天モバイル版(iPhoneの場合はSIMロック解除版でもOK。Androidの場合、SIMロックが解除されていても機種・SIMによっては通信できない場合がある)のネットワーク利用制限のかかっていない端末を購入しよう。
2つ目の注意点は「古すぎる機種は買わないこと」古い機種ほど安いが、バッテリーが劣化していたり、OSのバージョンが古くて入れたいアプリを入れられないなどの問題が発生する可能性が高い。
3年以内に発売された機種がおすすめだ。
最後の注意点は「商品ランク」。端末の状態(傷があるかなど)によってランク分けられており、同じ機種でもランクによって値段が異なる。
ランク分けの基準は店舗によって異なるが、概ね未開封・未使用(動作確認だけ)の端末はSランク、普通に使われていたが傷などがほとんどない端末がAランク、それなりに傷などがある端末がBランク、傷などが多い端末がCランク、画面割れがある・カメラが使えないなど通常使用に難がある端末がDランクやJランクにランク分けされる。
Cランク以下の端末は、壊れている・すぐ壊れる可能性が高いためおすすめしない。
購入に学生証など身分証は必要ない
基本的に、中古スマホを購入するのに学生証などの身分証は必要ない。家の住所や親の電話番号を書かされたりすることもない。コンビニやスーパーでアイスやお菓子を買うのとさほど変わらない感覚で購入可能だ。
ただし、店舗によってはトラブル防止のため自主的に、あるいは警察からの要望によって「未成年だけで購入に来た(親への購入許可が取れない)場合、販売しない」対応をしている場合がある。
その場合は、別の(地域の)店舗に行って購入しよう。
バレないように使うためにやっておきたい設定・使用時の注意点
やっておきたい設定
全てのアプリやシステムの通知をオフにしよう。通知音でバレる可能性があるからだ。同じ理由でマナーモードにしよう。一番いいのは電源をオフにすることだ。
学校に行っている間は電源をオフにしておきたい。
緊急速報などはネットワークに接続していなくても・マナーモードにしていても大きな音が鳴り響く場合がある。
また、端末の名前を変えておきたい。名前は適当に「iPhone」等にしておこう。
使用時の注意点
家に家族がいる時は極力使わないのが安全だ
まちがっても、夜、寝る前に電気を消して布団の中で使わないように。暗い中で1点だけ光っているのでバレバレだ。
外で使うのも安心ではない。誰か(友達の親など)に目撃される可能性があるし、家を空ける頻度が高くなると「最近頻繁に外に行くけど何をしてるのかしら」と疑われて、バレる可能性がある。
また友達の親に目撃されて、そこから親に連絡が入りバレる可能性がある。
また、充電する時は最大限の注意を払おう。
ゴミの処分にも要注意
スマホ購入後周辺アクセサリー(保護フィルム/ケース等)も購入すると思うが、そのゴミの処分にも注意が必要だ。
うっかり、「iPhone 保護ガラス」なんて文字が親の目に入れば「買ってないのになんでこんなゴミが?」と疑問に思われ、バレる可能性がある。
ネット環境はプリペイドSIMを利用しよう
いつでもどこでも通信するには通信会社と契約しなければならない。
だが未成年が親に内緒で通信契約を結ぶことは出来ない。
しかし、諦めるのはまだ早い。かなり割高になるが「プリペイドSIM」を購入すればデータ残量・利用期間が残っていればいつでもどこでも通信可能だ。
プリペイドSIMはコンビニ、空港、家電量販店などで購入可能だ。
よく似たものにギガが無くなった時に追加購入できる「データチャージカード」というものがある。間違えて購入しないように注意しよう。
内緒で持とうなんて思わない方がいい
ここまで内緒で持つ方法について書いておいて、こんなことを書くのは恐縮だが、内緒で持とうなんて思わない方がいい。内緒で持ち続けることは難しく、いずればれる可能性が高いからだ。
ちょっとしたライフスタイルの変化から「様子がおかしい。何か隠し事をしているのでは」と疑われてバレる、ネットで話題になっていることを話してしまいバレる、友達と写真を撮った→友達がSNSに写真をアップした→友達の親は子供のSNSアカウントをチェックしていた→その投稿にスマホを持ったあなたが写っていた。と言う流れで親に連絡がいきバレるなど、バレるルートは少し考えただけでもかなりある。
また隠れて使う以上、家族と一緒にいる時には使えないなど、スマホを使えるタイミングに制約が生じる。
せっかくスマホを購入したのに使いたい時に使えないのはかなりストレスになることだろう。
内緒で持つのではなく、堂々と持つことをおすすめする。