先月、Apple WatchでApplePayを使おうとしたところリーダーにかざしても反応しない、ということが続きました。
こういったトラブルは大抵、端末の再起動で直るのですが、再起動を試しても解決せず…。
仕方がないので別の方法で支払いをしていたのですがやっぱりApple Watchでタッチ決済したい(高いお金出してApple Watchを購入したのに決済機能を使わないのは勿体ない)と思い色々と試した結果、問題解決に至りましたので共有します。
Apple Watchをリセットして解決
まず結論から。筆者の場合はApple Watchを初期化/復元(再ペアリング)したことでこの問題は解決出来ました。
再ペアリングでも解決しない場合は、復元するのではなく新しいApple Watchとしてペアリングしましょう。
Apple製品は(Apple製品に限ったことではないかも知れませんが)バックアップ・復元する際に不具合(バグ)も一緒にバックアップ・復元されて、結局不具合(バグ)解決に至らず、ということが時々起こります。
リセット前に試したい事
端末のリセットはある意味最終手段です。
時間がかなりかかってしまいますし、失敗したらデータを失いかねません。
そのため、リセット前に以下の事を試すことをおすすめします。
再起動する
冒頭でも述べましたが、こういった問題は大抵、端末を再起動することで直ります。
もっとも簡単なトラブルシューティングなのでまず試しましょう・
Watch OSをアップデートする
Watch OSが最新でない場合、OSをアップデートすることで不具合が解消される可能性があります。
なお、Watch OSをアップデートするにはペアリングしているiPhoneがiOSの最新バージョンをインストールしている必要があります。
カードを登録しなおす
Apple Payに登録しているカードを削除し、再登録することで問題なく決済できるようになる事があります。
また、カードによってはiPhoneかApple Watchのどちらか一方にしか登録できないことがあり、iPhoneに登録しているとApple Watchでは決済が出来ないことがあります。
カバーを外す/バンドを別のものに交換する、袖が被ってない状態にする
タッチ決済は、ごく簡単に説明すると電波で決済端末とデータを送受信することで実現しています。
電波がカバーに遮られたり、バンドの素材に影響を受けることで決済端末との通信に失敗し、決済出来ない状態になっている可能性があります。
また、袖や上着がApple Watchに被っている場合は、腕周りしてタッチしてみましょう。
不具合が発生した原因はアクセシビリティー?
この問題が発生した原因ですが、恐らくアクセシビリティー、さらに言えば「Assistive Touch」をオンにしたことです。
根拠は2つあります。
まず、Assistive Touchをオンにしてから決済不具合が発生したことです。また、SNSでもAssistive Touchをオンにしてから決済が出来なくなったという投稿を確認しました。
もう一つの根拠は、以前iPhoneでスクリーンタイムで制限を設定した際に内容は忘れましたが不具合が発生した経験があることです。
スクリーンタイム(各種制限)とアクセシビリティーは、一見関係ないように思えますが「多くの人にとっては使う必要のない機能」という共通点があります。
そのため開発リソースや検証が不十分で、不具合(バグ)を引き起こす原因になっている可能性は否定できません。
少し古い情報となりますが、Appleコミュニティにも、AssistiveTouchをオンにしていたり「Assistive Touchで承認」をオンにしているとタッチ決済が使えなくなるという投稿があります。