【複数台持ち】テザリング運用は快適?実際に実践している筆者が解説

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端末を複数台持ちする際、月額費用を抑えるために端末全てにはSIMを入れず、SIMを入れていない端末で通信する必要がでてきた場合は、SIMを入れている端末から電波を拝借する「テザリング運用」をするという方法があります。

しかし、テザリング運用は快適なのか(問題なのか)疑問に思う方もいることでしょう。
結論から書けば、テザリング運用は快適ではありません。
本稿ではテザリング運用が快適でない理由、筆者の思うテザリングの賢い使い方について解説します。

テザリング運用が快適でない5つの理由

接続が安定しないことがある

テザリングをオンにしても(すぐに)SSIDに表示されなかったり、親機に接続出来てもインターネットに接続できないなど、接続が安定しないことがあります。

またiPhoneを親機にする場合、テザリング(インターネット共有)をONにしたあと90秒経過するとSSIDが表示されなくなる通称90秒ルール、しばらく接続されていないと自動的にテザリングがOFFになるという仕様があり、快適とは程遠いです。

スリープ中は繋がらない(ことがある)

組み合わせにもよるのですが、スリープ中は繋がらないことがあります
スリープ中に繋がらないと、通知を受け取ることが出来ない・取り出してすぐにネットが出来ないといったデメリットを被ることになります。

バッテリーを気にする必要がある

テザリングは、スマホのバッテリーをかなり消費します。
そのため、子機のバッテリーはもちろん親機のバッテリーも同時に気にかける必要があります。

通信障害の影響を強く受ける

無制限(大容量)のSIMを1枚のみ契約し、それで通信を賄っているようなケースでは、ひとたび通信障害が発生すると全ての端末でネット接続が必要なアプリの実行が出来なくなります。

ちょっとした外出でも複数台持ち歩かなければならなくなる

近所のコンビニに行く、といったちょっとした外出でもSIMなし端末にポイントカードやクーポン、決済アプリが入っているとそれが入った端末とテザリング用の端末の2端末を持って出なければなりません。

テザリングの賢い使い方

筆者はテザリングは、普段家の中でしか使わない端末を外に持ち出してネット接続する必要性が出てきた時や、通信障害が発生した時などに使う機能であり、これまでに説明してきた理由から日常的に使うような機能ではないと考えます。

日常的に使う端末には素直にSIMカードを入れることをおすすめします。
「SIMを入れるとなるとコストが気になる」という方もいると思いますが、MVNOやプリペイドSIMを利用すれば低コストで運用できます。
また、通信事業者によっては複数枚のSIMで契約した容量をシェアできる「データシェア機能」を提供していることがあります。
「データ容量(ギガ)が無駄になるかも」と不安な方はデータシェア機能を提供している通信事業者を契約し、メイン端末もその通信事業者に合わせれば無駄なくデータ容量を使うことができます。

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