子どもにスマホを持たせるときに考えたい「データSIM」という選択肢

子どもにスマホを持たせるとき「機種はどうするか」「通信事業者はどうするか」考えると思いますが、もう一つ「データ通信専用SIMを持たせる」という選択も考えることをおすすめします。

音声通話をして高額請求を受けたという投稿がたびたび話題になる

子どもが、音声通話(070などの電話番号を使った通話)を無料だと思い込んでいて、ゲームしながら長時間通話を行ってしまい数万円~十数万円の高額な通話量の請求を受けたとたびたびSNSに投稿され、話題になっています。

対策として「音声通話は通話料金がかかることを教える」「かけ放題オプションに加入する」などが考えられますが、そもそも音声通話ができない「データ通信専用SIM」を契約するというのも手です。

高額請求を阻止できる以外のメリットも

データ通信専用SIMを持たせることのメリットは、高額請求を防止できるだけではありません。
通話やSMSができない(来ない)ことで、電話やSMSを発端とした詐欺被害やトラブルに巻き込まれることを防げます。

また、ある程度子供が勝手にアプリやサイトに登録するなども防止できます。(本気で防止したい場合は、アプリのインストール制限やメールアドレスの管理をしましょう)

LINEなどの登録は親がpovo2.0を契約すれば利用できる

LINEなどSMS認証が必要なアプリの登録は、親がpovo2.0を契約しその電話番号を使って登録すれば利用できます。

緊急通報出来ないデメリットはあるが…

データSIMでは通話ができない為、いざという時警察や救急などに通報できないというデメリットがあります。
ただし、筆者はそこまで深刻に考える必要はないと考えます。周りの大人にあるいは親を通して助けを求めればいいからです。

通報する状況によっては現在地、また、けが人などがいる場合はその状況を適切に伝えなければなりませんし何か質問や指示された場合はそれに応えなければなりません。子どもには難しく大人が通報した方がスムーズに解決できるでしょう。
このため、よほどの田舎に住んでいるなどの事情が無ければ子どもに緊急通報できるSIM(音声通話機能付きSIM)を持たせる必要性は薄いと筆者は考えます。



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