この記事では、スマホ初心者に最低限教えたい5つのことを紹介します。
再起動の方法
スマホを触っていて発生するトラブルの多くは、再起動すればほとんど解決します。
「アプリが起動しない/アプリがよく落ちる/アプリの挙動がなんか変」「動作が重くなった」「よく分からない画面に遷移(移動)してしまった・最初の画面に戻りたいけど操作方法が分からない」等があった場合は再起動して、それでも解決しなかったら相談してと言えば、教える負担をかなり軽減できます
アプリを完全に終了(タスクキル)する方法
操作方法や設定方法を一度にまとめて聞かれることがあります。
その際、電話越しだと「1つ前の画面に戻って、今度は下にある〇〇をタッチして」と説明しても1つ前の画面に戻る操作が出来ておらず、話がかみ合わない場合があります。
同じ「設定アプリ」内で設定することでも、1つの設定が終われば設定アプリを完全に終了して再度開いてもらい、最初(設定アプリのトップ画面)から説明する方が確実です。
「アプリが動かなくなったときや変な(意図しない)画面になってしまったとき」も「タスクキルして開きなおせばだいたい解決できる」ことを教えてあげましょう。
スピーカー通話にする方法
遠方に住んでいる等の理由で電話越しに説明することになることが予測できる場合はスピーカー通話にする方法を教えましょう。
電話中にスマホを操作しても、通話切断ボタンをタッチしたり、電源を切らなければ電話は切れないことも一緒に教えておきましょう。
スクリーンショットの撮影方法&共有方法
電話越しに相談された時に状況が理解できない可能性があります。
以前。祖母に「この前矢印が出てスマホが動かなかった」と報告されたことがあったのですが、矢印が何のことか分からず、すぐに対処方法を説明することが出来ませんでした。
色々ヒアリングした結果、バッテリーが切れた時の表示を「矢印」と言っていたことが分かったのですが、このようにITに詳しくない人は、スマホに慣れてる人には予想もつかない言葉で状況を説明してくることがあります。
こういった時に備えて、スクリーンショットの撮影方法とサポートする人に送る方法を教えておきましょう。
スクリーンショットがあればかなり状況を理解しやすいです。
電話の切り方
電話の切り方が分からず(切ったつもりが切れていなくて)高額請求されたという事例が多数あります。
「相手が切ってくれるだろう」と期待してはなりません。
電話を掛けた相手も高齢者でお互いに電話の切り方が分からず繋がったまま(何かの拍子で電話が切れるまで)放置して高額請求されたという事例もあります。
筆者の祖母もホームボタンを押して最初の画面に戻れば電話が切れると思っていて「電話がおかしい」と相談されたことがあります。かけ放題のプランに入っていた(入らせた。実際電話がメインなので十分に元は取っています。)ため高額請求はありませんでしたが、電話の切り方をしっかり教えなきゃと強く実感した出来事でした。
教える時はなるべくスマホ用語を避ける(言い換える)と親切
例えば「タップ」の代わりに「タッチ」、「スワイプ」の代わりに「スライド」、「ホーム画面」の代わりに「最初の画面」といった具合です。(実はこの記事でも、この目次まで「タッチ」「最初の画面」と表現していました。お気づきになられてましたでしょうか?)
前述のスクリーンショットもらくらくフォン等の言い方に準拠して「画面メモ」と言い換えてもいいでしょう。