MacBookを購入したらなるべくバッテリーを長持ちさせたいですよね。
一般的に、リチウムイオンバッテリーを搭載した製品は充電量が100%になったらすぐに充電ケーブルを抜くことでバッテリーの劣化を抑えられるというのが定説です。
MacBookもリチウムイオン電池を内蔵しているので、充電量が100%になったらすぐに充電ケーブルを外した方がいいと思いがちですが、実はMacBookに関してはこの定説は通用せず、常時充電状態で使った方がバッテリーの劣化を抑えることができます。
以下、その理由を詳しく紹介します。
MacBookはバッテリーが十分充電されている場合、システムに直接給電するように設計されている
スマホを一般的に充電しながら使用してはいけないと言われる理由は、そのように使用することによってバッテリーが充電と放電(充放電)をごく短期間で繰り返すことになるため、バッテリーに負担がかかり結果として劣化するからです。
MacBookはバッテリーが十分充電されている場合、内蔵バッテリーを介さず、直接システムに給電されるように設計されています。
実際、下記画像を見ると(バッテリーアイコンに雷マークがついていることから)「充電ケーブルを挿している状態であること」や「フル(100%)充電されていること」が確認できると思いますが「電源:電源アダプタ」となっていることから、内蔵バッテリーを電力として使っていないことも確認できます。
適度に放電もしてくれる
充電ケーブルを挿しっぱなしだと、バッテリーがずっと100%の状態を維持して劣化の原因になるのではないかと心配になる人もいると思いますが、その心配は必要ありません。
しっかり、放電も適度にしてくれるからです。
実際に21日間、充電状態で使い続けてみた
恥ずかしながら筆者、つい最近までMacBookは常時充電状態で使った方がバッテリーに優しいことを知りませんでした。
そして、半信半疑で試した結果が以下の画像です。
画像左側は6月30日に撮影したもので、充電回数を見ると「461回」となっています。
画像右側は7月21日に撮影したもので、充電回数を見ると「462回」となっています。
つまり、21日間常時充電状態で使ったにも関わらず、バッテリー充電回数は1回しか増えていません。
もちろん、全然パソコンを触っていなかったということはなく、普通に毎日数時間ガシガシ使っていました。
常時充電状態で使った方がバッテリーに優しいのは確かなようです。
充電ケーブルを外した方が良いケースもある
処理速度が低下している(重い)と感じる時や発熱してる時など、場合によっては充電ケーブルを外した方がいいこともあるようです。
夏に負担のかかる作業をする際などは、様子をみて充電ケーブルを外そうと思います。