本稿では、iPhone・iPadでOSのサポートが切れる…つまり最新OSアップデートの対象外となったデバイスを使い続けると発生する問題を紹介します。
アプリが使えなくなっていく
徐々にアプリが旧OSのサポートを終了し、最終的には使えなくなります。
また「アプリは使えるが、アプリ内のこの機能を使うには最新OSが必要」とアプリをフルに使えなくなることもあります。
アプリの不具合が解消されない可能性がある
アプリ開発者によっては、旧OS上で作動しているアプリの不具合は対応しないというスタンスをとっていることがあります。
プリインストールアプリが更新されなくなる
FaceTimeやMAP等の最初から入っているアプリはOSのアップデートと同時に更新されます。
つまり、プリインストールアプリでさえ使えなくなったり不具合が解消されなくなります。
最新OSを使っている人とのメール・メッセージが(一部)読めない可能性がある
最新OSのリリースには新機能の追加や脆弱性への対応だけでなく、新しい絵文字が追加されていることがあります。
最新OSを搭載したiPhone・iPadを使っている人とメール・メッセージのやり取りをする中で、相手が使った絵文字が表示できず、意思疎通に問題が生じる可能性があります。
セキュリティーが低下する
最新OSがサポートされなくなると、セキュリティーに関するアップデートもすぐには受け取れなくなっていきます。
Appleは最新OSで脆弱性に対応すると、「こういった脆弱性がありましたが、ここのプログラムを変更することでこの問題に対処しました」とこれまでのOSにあった脆弱性を公表します。
それを見た悪意ある人間が、その脆弱性を付いた悪質なプログラム（ウイルス）を作成して攻撃を仕掛けて可能性があります。
端末にはあなたの情報だけでなく、あなたの周りの人の情報も入っていることでしょう。
もし、あなたの端末が攻撃を受けてそういった情報まで流出してしまったら周りの人に迷惑をかけることになりますし、場合によっては信用を落としかねません。
Watch OS(Apple Watch)・AirPodsが最新の状態で使えなくなる
Watch OSをアップデートするには、ペアリングしているiPhoneのOSが最新でないといけません。
つまり、せっかくのApple Watchの性能を生かしきれなくなります。
また、AirPodsのアップデートも出来なくなります。
